不動産を持っていて売りたいと思っている人は「できるだけ高く売るコツ」を知りたいですよね。
住み替えや離婚など様々な理由で不動産を手放すことはありますが、その時にどういう方法をとれば高く売れるのかこの記事で紹介をしていきます。
不動産を高く売るための5つのコツ
不動産を高く売るためのコツ・方法は以下の5つです。
- 売却査定は1社でなく複数社にする
- 売却の時期やタイミングを知る
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
- 売却の相場を把握しておく
- 家の外観・内装を整える
上記のコツを覚えておくことで、売却活動をスムーズに進めることができ、納得をして販売をすることができるようになります。
売却査定は1社でなく複数社にする
家を高く売却する際は、1社でなく複数社に一括査定をしてもらうことが重要です。
不動産会社にはそれぞれ特徴があり、得意なエリアやこれまでの実績やノウハウ、顧客情報などが異なります。
査定額が不動産会社毎に大きく差が開くことがあるため、例え懇意にしている会社があったとしてもそこが最高額とは限らないので複数社に査定を出しましょう。
売却の時期やタイミングを知る
不動産の売却には時期やタイミングも重要。なぜなら、不動産には繁忙期と閑散期があるためです。
1年のうち2~3月頃は新年度に向けて転居のために住居を探す人が増えますし、9~10月頃は仕事の異動による転居が多くなります。
さらに、不動産の相場が上がっている時期や税金による優遇がある時期と重なればまさにベストタイミングです。
信頼できる不動産会社を選ぶ
信頼できる不動産会社、担当と出会うことで高く売れる可能性と早く売れる可能性が高まります。
見極めるのは難しいですが、不動産の売却には数ヵ月は最低でもかかるため会社の実績や担当とのコミュニケーションのとりやすさは重視すべきです。
地域密着型の不動産は独自のコネクションを持っていたり親しみやすさがありますし、大手の不動産は幅広いネットワークを活用して売却をサポートしてくれます。
売却の相場を把握しておく
売却の相場を把握しておくことで、適正な物件の売り出し価格を設定することができて、査定に出した際に自身で納得のいく価格を提示してくれた会社がわかるようになります。
また、相場を把握しておけば不動産会社に何故この価格設定なのか質問することで、その不動産会社に信頼をおけるかどうかの手がかりにもなります。
家の外観・内装を整える
自身の持つ不動産に興味を持ってもらうためにはまず第一印象として外観や内装に惹かれるかどうかが重要なポイントです。
見た目が綺麗であればそれだけで高く見えますし、実際に内覧をしたときに印象が良ければ成約も早まります。
汚れが気になるようであればハウスクリーニングも視野に入れた方が良いですが、その分の費用対効果があるかどうかは十分に検討するべきです。
また、内覧時に聞かれそうな質問もまとめておくと購入検討者の安心に繋がり成約の可能性が高まります。
不動産を高く売るためにやってはいけない4つのこと
不動産を高く売るためにやってはいけないことは以下の4つです。
- 査定依頼を1社のみにする
- 査定額の高さだけで不動産会社を選ぶ
- 売却価格にこだわりすぎる
- 売却前にリフォームや解体を独断でする
査定依頼を1社のみにする
知人の情報やインターネットの情報を見て売却を1社に決めることはおすすめしません。
複数社に査定を申し込むことでより売却価格の高い会社を選ぶことができますし、複数の不動産担当の人とやりとりを行うことでより信頼できる会社が見つかる可能性が高いからです。
担当者にその会社の強みやメリット、自分が感じている疑問や質問を投げかけてどういう対応をしてくれるのかを見るのも大事なポイントになります。
査定額の高さだけで不動産会社を選ぶ
契約が欲しいために相場より高い価格で査定をする会社もあるため、査定額の高さだけで不動産会社を選ぶことはおすすめしません。
適正でない価格で売り出した場合、結局買い手が付かず当初想定していた売却価格から大幅に下がるからです。
長期的に買取がつかない場合、不動産を購入しようとする顧客側も何か問題がある物件なんだなと察知してしまい、売れ残ってしまう可能性が高くなります。
売却価格にこだわりすぎる
売却価格にこだわることはもちろん重要ですが、高く設定しすぎてしまうと結果的に長期に渡り売れ残ってしまいます。
また、高く売りたいがために値下げ交渉に応じないと買い手に対してお得感を与えることができないです。
値下げ交渉は高確率で起こるため、売却価格は値下がり前提で設定しておく必要があります。
売却前にリフォームや解体を独断でする
不動産と契約をする前に独断でリフォームや解体をすることはおすすめしません。リフォームは担当と話し合い必要があると判断した場合に行うのがベスト。
なぜなら、リフォームをせずに売り出した方が結果的に高く売れることがあるためです。
さらに、購入者自身でリフォームをしたいと思っている人もいます。この場合リフォーム代は無駄になってしまいます。
プロの意見を聞いてから判断すると、より効率的に出費の無駄がなく売却活動を進められるでしょう。
不動産の高額査定が見込める条件
不動産の高額査定が見込める条件として以下の項目が当てはまります。
- 築年数の新しさ
- 売却物件の面積や立地条件
- リフォーム・改装
この条件を把握しておくことで、自身が保有する不動産の相場が適正かどうかを見極めることができます。
築年数の新しさ
築年数が新しいと綺麗で使用感も少ないことから高額査定が見込めます。
家には寿命があり、長く住むにつれて屋根や外壁、水回りなどいたる箇所が劣化するため、適切な修繕・取り換えを行うことで査定額も上がり、購入者も安心できるため買い手が付きやすいです。
また、不動産には耐用年数が設定されています。耐用年数はその不動産の価値を示す数字でして、時間経過によって価値が減少していきます。
売却活動中にも不動産自体の価値は減少していくため、正確に耐用年数を把握しておき必要があれば早期売却を視野に動いていく必要があるでしょう。
売却物件の面積や立地条件
基本的には売却物件の土地が広いほど査定価格は上がります。
例えば、
- 広い庭がある
- 駐車場スペースが確保されている
- 縦や横に長くない正方形に近い土地
以上のような条件も査定額のアップに繋がってきます。
立地条件については、
- 土地価格の高い場所に物件がある
- 駅やコンビニに近い
- スーパーや薬局など生活に必要な施設が近い
- 騒音問題がなく、嫌悪施設が近くにない
以上の条件が揃っていると査定額のアップに繋がってきます。
リフォーム・改装
築年数が長い場合、リフォームや改装を行っているかどうかも査定額に繋がってくる場合があります。
リフォームや改装を行っていた場合、高額査定はもちろん買い手が付きやすいです。
また、売却に当たり必要があればリフォーム作業を検討しなければなりませんがリフォームする価格をペイできるほど売却価格を上げられるかは不動産の担当としっかり話しをしましょう。
売却の際のリフォームは必須ではないため見極めが必要です。
家の売却にかかる時間
家の売却にかかる時間は平均で6ヵ月程度と言われており、その中でもマンションだと3ヵ月、戸建ては6ヵ月ほど時間を要します。
購入者とうまくマッチすれば最短1ヵ月ほどで成約される場合がありますが、その逆で1年以上経っても買い手がつかないことも。
売却の流れとしては以下になります。
- 査定依頼を出して査定結果をもらう
- 結果を元に不動産会社と契約を結ぶ
- 売却活動開始
- 買い手が見つかり売買契約を結ぶ
- 引き渡しと決済を済ませる
売却にかかる時間は、売却活動がどれだけ長引くかはもちろん、それ以外の査定や書類をまとめるなどの自身の動きにより短縮されます。
家の売却にかかる費用
家の売却には仲介手数料を含め、以下の費用がかかります。
費用項目 | 費用 | 支払時期 |
仲介手数料 | ( 売却額 × 3% + 6万円 ) + 消費税 | 売買契約時と決済後に半分ずつ |
印紙代 | 1000円∼6万円 | 契約書類作成時 |
抵当権抹消費用 | 1000円 | 移転登記時 |
譲渡所得税 | 所得税額(短期) = 売却益 × 30.63%所得税額(長期) = 売却益 × 15.315% | 確定申告後 |
売却費用は平均して、売却をする不動産価格の約5%前後になります。
例えば、3,000万円で売却した場合は5%の150万円が費用としてかかる計算です。
不動産の一括査定はここを押さえておく
高額査定のコツでも紹介しましたが、査定は1社でなく複数社にするべきです。
ここでは利用者が多い人気の査定会社を紹介します。
全ての会社に査定を出すのは面倒ですが、可能な限り多くの会社に査定してもらうと後々後悔をせずに済みます。
査定会社 | 特徴 |
タウンライフ | 不動産売却一括査定 170社以上の不動産が登録 |
イエウール | 不動産売却一括査定 最大6社を紹介 |
リビンマッチ | 不動産売却一括査定 年間12万件の査定依頼実績 |
Yahoo!不動産 | 大手が運営する不動産売却一括査定 最大4社を紹介 |
おうちクラベル | 不動産売却一括査定 東証プライム上場企業が運営 不動産会社とAIによる相場価格を比較 |
HOME4U | 不動産売却一括査定 2,300社の不動産が登録 |
マンションナビ | マンション売却査定 全国約14万棟のマンション価格相場を公開 |
人気でおすすめの不動産一括査定サービスを提供している会社をまとめた記事はこちら▼
まとめ
この記事では不動産を高く売るためのコツや方法、やってはいけないことを紹介してきました。
不動産を高く売るために知っておくべきことは5つ。
- 売却査定は1社でなく複数社にする
- 売却の時期やタイミングを知る
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
- 売却の相場を把握しておく
- 家の外観・内装を整える
不動産を売る時にやってはいけないことは4つ。
- 査定依頼を1社のみにする
- 査定額の高さだけで不動産会社を選ぶ
- 売却価格にこだわりすぎる
- 売却前にリフォームや解体を独断でする
以上が不動産を高額で売却する際に覚えておくべきこととなります。
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